まつだ眼科形成外科|東京都狛江市

眼科一般診療をはじめ、まぶたや涙目に対する高度な治療を行います。

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前額部(おでこ)の横皺へのボトックス注射について

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前額部(おでこ)にできる横皺は加齢とともに深く刻まれる傾向にあり、美容的に気にされる方も多いかと思います。近年、美容系のクリニックなどで、皺の解消を目的とした前額部へのボトックス注射に人気が高まっているようです。皺形成予防にも有用として使われるボトックスですが、安易な施行には落とし穴もあることから、本日はボトックス注射の注意点について少し触れてみたいと思います。

ボトックス注射は表情皺に対する高い皺消失効果があり、前額部の皺にも著効します。手術とは異なり注射するだけで改善が期待できるという手軽さも相まって、予備知識なく気軽に受けてしまう方も多いようです。しかし、こと前額部の注射では注意が必要で、注射後、まぶたが垂れる、重くなる、視界がみえにくくなる、といった症状が出てしまうことがあります。

本来、前額部の皺は眉毛を挙上する結果生じているものなのですが、この眉毛挙上の原因として代表的なものに眼瞼下垂があります。眼瞼下垂は上まぶたが落ちてくることで視界が遮られた状態をさし、生物学的にいうと危機的な状況といえることから、その状況を回避するため人は眉毛を挙上させて視界を確保しようとします。言い換えると、眉毛の挙上はまぶたが垂れるのを無意識に代償しているといえます。しかし、この代償機序の眉毛挙上はボトックス注射によってかき消されてしまうため、注射後にまぶたが垂れてしまい、先に述べた様々な症状が現れてきてしまいます。

前額部の皺は眼瞼下垂発症のサインである可能性があり、ボトックス注射の前に、まぶたの専門医(眼形成)の診察を受けることをお勧めします。
2022年08月17日 23:33

眼瞼皮膚弛緩に対する皮膚切除の例

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まぶたの皮膚の弛み(たるみ)に対する治療について本日は書きたいと思います。前回の記事(眼瞼下垂と眼瞼皮膚弛緩の違いについて)も参考になさってみてください。
まぶたの皮膚の弛みは、まぶたの縁を超えて皮膚が垂れている場合(視界が遮られた状態)やまぶたの重みを自覚している場合などに「眼瞼皮膚弛緩症」と診断されます。本疾患はまぶたの縁が下がった状態である眼瞼下垂とは基本的に異なる疾患で、眼瞼下垂に合併していることもよくあります。まぶたの皮膚は加齢とともに伸展していく(=皮膚余剰が増える)ため、ご高齢の方に非常に多い疾患といえます。治療を受けて皮膚弛緩を解消させると、視界の広がりやまぶたの重みの解消、見た目の若返りなどの効果が得られます。

眼瞼皮膚弛緩症に対しては、主に瞼縁部(二重の部位)もしくは眉毛下、眉毛上での処置があります。この内、眉毛上は傷跡が特に目立つ部位となるため、通常は瞼縁部もしくは眉毛下が選択されます。本日は瞼縁部での皮膚切除例についてご紹介します(眉毛下皮膚切除については以前記載しましたので過去ブログを宜しければご参照ください)。

症例は60代の女性です。もともと二重(ふたえ)がある方で、二重ラインは両側ともに瞼縁から9mmの高さにありました。そこを下方の切開線に設定して、そこから上方に11mmの幅で切除部位をデザインし、皮膚切除後、縫合しています。

瞼縁部での処置の場合、通常は皮膚切除とともに重瞼を作成します。しかし、本例のようにもともとはっきりとした二重をお持ちの方の場合には皮膚切除のみの術式(単純皮膚切除)のみで問題ないことが多いです。本術式は皮膚および皮下といったまぶたの浅い部位のみが術野となるため、まぶたへのダメージがとても少なく、自然な二重を維持する上で大変有用な方法です。ただし、単純な術式とは裏腹に、見た目の左右差を生じさせない上で押さえておくべき大切なポイントがあります。まず切開線を既存の二重線から絶対にずらさないことです。わずかでもずれがあると、新たな線を作ることになってしまうため二重ラインとは別に傷が目立ってしまいます。また、左右の余剰皮膚量を正確に見積もり、それに応じて切除量を左右で微調整させる必要があります。これは重瞼を作成する方法と違って、本術式では余剰皮膚のわずかな違いが表に出てきやすいことによります。従って、手技自体は大変シンプルなものなのですが、良い結果を出すためにはやや経験を要する術式といえるかと思います。

まぶたの様子はお一人お一人で異なり、同じまぶたであることは決してありません。当院で治療を受けられる全ての方にご満足頂けるよう、画一的ではなくその方にとっての最適な術式を常にご提案させて頂いています。まぶたでお悩みの方は是非一度、当院へご相談ください。

 
2022年08月12日 15:33

「眼瞼下垂症」と「眼瞼皮膚弛緩症」の違いについて

眼瞼下垂と皮膚弛緩の違い
本日は「眼瞼下垂症」と「眼瞼皮膚弛緩症」の違いはどこにあるのか、あらためて考えてみたいと思います。両疾患は日常のまぶた外来でもよく混同されがちなものですが、これらの定義は明確に異なっています。簡単にいうと、「眼瞼下垂症」はまぶたの縁が下がっている状態をさし、「眼瞼皮膚弛緩症」はまぶたの縁は下がっていないけれども、その上から眼瞼皮膚が垂れている状態をさします。後者はまぶたの縁は下がっていないため、垂れた皮膚を指などで摘まんで上げてみると、まぶたの縁は高い位置にあり、眼瞼下垂とは異なることが分かります。

写真:左 眼瞼下垂例 まぶたの縁が下がっている。まつ毛が見えていることからも縁が下がっていることが分かる。
   右 眼瞼皮膚弛緩例 一見すると眼瞼下垂にもみえるが、皮膚を摘まんでみると真の瞼縁が見える。

両疾患は程度の差はあれど(特にご高齢の方は)合併している場合が少なくありません。仮に両者が合併している場合、眼瞼下垂の重症度に応じて皮膚弛緩の見た目の程度が変化します。(今”見た目”と言いましたが、皮膚弛緩の程度を正確に見積もることは大変難しく、余剰皮膚の目への被りの程度や二重幅(ふたえはば)の広さなどを参考に見積もる形を取っています。)下垂の程度が重度の場合には皮膚弛緩は目立たず、下垂の程度が軽度であれば皮膚弛緩は目立つ、といった傾向にあります。

ここから本題に入りますが、それらの違いを正確に把握すること、これが治療法を選択する上で重要な意味をもちます。例を挙げますと、日常の外来において患者さんから「切らない眼瞼下垂手術は出来ますか?」と質問を頂くことがしばしばあります。しかし、切らない眼瞼下垂手術はあくまで「眼瞼下垂」に対する術式であり、「眼瞼皮膚弛緩症」に対する術式ではありません。つまり、皮膚弛緩を軽度~中程度合併した眼瞼下垂例であるならば、工夫次第で適応可能なこともあるのですが、眼瞼下垂はなく皮膚弛緩が単独で存在する例では適応になりません

眼瞼下垂と眼瞼皮膚弛緩症の合併例においては、下垂の程度を考慮に入れた上で皮膚弛緩量を見積もることで、最適な術式が決まってくるということになります。まぶた治療では執刀医の技術の善し悪しも大切な要素である点は論を待たないと思いますが、それ以上に大切なことは、術前の的確な診断が出来るかどうかにあると思っています。どれほど上手い術者でも目の前のまぶたに対して最適な術式を選ぶことができなければ最良の結果を得るのは難しいと思われます。眼瞼下垂と眼瞼皮膚弛緩症を適切に診断できることが何より大切である、という点をお分かり頂けましたでしょうか?
2022年07月20日 17:50

朝日新聞社(週刊朝日)より眼瞼下垂についての取材を頂きました

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前回のイシャチョクに続いて、朝日新聞社より当院院長が取材を受けました。「週刊朝日」(6月21日販売号)の連載記事である「名医が教える日本人の病気の最新治療」のコーナーに登場しています(笑)。今週と来週(6月28日販売号)の2冊に、眼瞼下垂の診断と治療についてそれぞれ書いています。またAERA.dotにも掲載されていますので、興味のある方は是非ご覧になってみて下さい。下記にリンクを貼っておきます。https://dot.asahi.com/dot/2022062100019.html (症状と診断について) https://dot.asahi.com/dot/2022062800006.html (治療について)
2022年06月24日 09:15

「イシャチョク」より取材を頂き、眼瞼下垂についての記事を執筆しました

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この度、医療情報や病院検索サイトである「イシャチョク」様より、眼瞼下垂についての執筆取材を受けました。眼瞼下垂を発症した場合の症状やなりやすい方の特徴、治療内容などについて色々と記載しています。ご興味のある方は、是非一度ご覧ください。https://ishachoku.com/supervised-article/11996/
2022年06月09日 10:42

眼瞼内反症(逆さまつげ)の治療について

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眼科の医学雑誌である「臨床眼科」2月号の特集記事に今回、眼瞼内反症(逆さまつげ)の治療について執筆しましたので本日はその内容を一部ご紹介します。

”逆さまつげ”という言葉、聞いたことがある方も多いと思いますが、医学的にいうと異なる病態をひとまとめにした用語になります。区分けとして、まぶたの向きに問題がある「眼瞼内反症」、睫毛(まつ毛)の向きに問題がある「睫毛内反症」、睫毛の生え方に問題がある「睫毛乱生症」に分類されます。本日は下まぶた全体が眼球側に倒れこみ目に触れた状態である「下眼瞼内反症」について記載します(若年者に多い睫毛内反症については、後日ブログでご紹介します)。

症状は、眼がゴロつくといった眼異物感、充血、眼脂(メヤニ)が代表的です。長期間放置してしまうと角膜が混濁して視力が低下してしまうこともあります。本疾患の病態は下まぶたを支える周囲構造の緩みや下まぶた自体の劣化が原因であり、60代を超えると徐々に発生頻度が増加します。自然軽快は期待出来ないため発見次第、治療することが望ましいといえます。

治療法は「糸による埋没法」と皮膚を切開する「切開法」に分かれます。埋没法は簡便でまぶたへの侵襲も少ないのですが重症例や再発症例では適さないことが多いです。一方、切開法はどのような例に対しても適応可能であるとされ、まぶたの状態に応じて治療法を選択をすることが大切です。

一口に切開法といっても様々な方法があるのですが、最も安定した成績が出せる術式がLER前転法になります。LERとは下眼瞼を下方に下げる役割を持つ下まぶた内部の構造体であり、下眼瞼内反症ではLERの緩みが主原因とされています。このLERを引き締める効果を有するLER前転法は病態に即した治療であるといえ、非常に低い再発率を達成できる術式になります。しかし実際は人のまぶたも十人十色であり、どのようなまぶたであっても同一の術式で低い再発率を達成できる訳ではありません。当院では様々あるまぶたの状態に対しても安定した成績が出せるようにLER前転法に一工夫を加えた治療を行っています。是非安心してご相談にいらしてください。

先に述べたその他の逆さまつげについても治療法はそれぞれ異なりますので、後日またブログで書きたいと思います。
2022年02月28日 17:19

眼瞼黄色腫の治療について

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黄色腫という病気をご存じでしょうか?
黄色で結節状の皮下病変であり、中性脂肪やコレステロールといった脂質代謝異常に関連して発症するケースや関連が不明確なケースがあります。膝や肘、踵などにしばしばできますが、まぶたは好発部位の一つです。この病気は治療に際して戸惑うこともあるやや厄介(?)なものの一つになりますので2例の症例写真とともにブログで取り上げてみます。

まぶたにできる黄色腫のことを眼瞼黄色腫と呼び、上まぶたの内側が好発部位であり、たまに目尻などにもできたりします。

治療は外科的に切除もしくはレーザー治療になります。レーザー治療は根治は難しい場合が多く、またレーザーを当てた部位が白く変色して外観的に目立ってしまうことがあり、当院では基本的に切除以外はお勧めしておりません。ただし、切除にも問題点があります

黄色腫は皮下に皮膚と癒着するように存在するため、病変のみを掻き出すことは難しく、皮膚も同時に切除することが一般的です。先に記したように、眼瞼黄色腫は上まぶた内側が好発部位であり、外側に比べて皮膚余剰が少ない部位であること、また病変は概ね円形に生じることから切除の際に無理のないデザインの作成は難しいことが多いです。

当院では皮膚切除の際のデザインを応用することで対応しています。場合によっては切除した正常皮膚を欠損部に補填する皮膚移植なども行いますが、極力、切除後の見た目が自然となるように心掛けています。是非安心してご相談ください。
2022年01月06日 18:18

”眼瞼下垂手術” 当院の特徴について

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googleなどで”眼瞼下垂手術”と検索してみると、数多くの病院やクリニックのホームページが見つかるかと思います。そこには眼瞼下垂の一般的な説明やそれに対する治療法などが書かれているかと思います。予備知識が少ない方からすると、どこで手術を受けたとしてもそれほど大差ないのでは??、と考えてしまうかも知れません。しかし、実は眼瞼下垂手術の実際はクリニックごとに大きな違いがあり、それが結果にもつながってくる、といっても過言ではありません。本日は、当院における眼瞼下垂手術の特徴について書きたいと思います。以下の4点で大きく集約されるかと思いますが、手術をご検討される際の参考になりましたら幸いです。

① 詳細な解剖学の知識に根ざした眼瞼下垂手術
  ⇒ 良好な手術を行うにあたり、まぶたやその周辺の組織における解剖学の詳細な知識は必要不可欠です。ある特定の術式だけを行う場合には、そこで必要とされる最小限の知識だけでも手術を行うことは可能であり、実際そういったクリニックも多いのではないかと思われます。当院では、まぶた内部の立体的な構造への詳細な理解をはじめ、まぶたを挙上させる筋肉の解剖学的知識に基づいて手術を行っているため、通常の方法では思ったほど挙がらなかったといった術中の不測の事態への対処であったり、他院術後の醜形に対する修正といった難症例に対しても、大抵の場合でより良く対処することが可能です。

② 眼形成に特化した眼瞼下垂手術
  ⇒ 眼瞼下垂手術は、眼科もしくは形成外科(もしくは美容外科)で行われることが一般的ですが、両者には手術結果において重要視する点に違いがあります。眼科では通常、視機能に配慮されたまぶたであることが必要条件とされる一方、形成外科ではまぶたの形状の美しさが第一に求められます。良好な結果にはどちらの要素も不可欠といえますが、科の特性上、両立は難しいことはよく経験されます。当院は眼科と形成外科、両者の知識および技量を兼ね備えた国内でも数少ないクリニックの一つであります。眼形成の豊富な治療経験を有する専門医(眼形成手術歴10年以上)である院長が手術を手掛け、目に優しく美容的にも配慮された治療をご提供しています。

③ お一人お一人のまぶたの状態に応じたオーダーメイドな眼瞼下垂手術
  ⇒ まぶたの状態は各個人で千差万別であり、全ての方に対して画一的な手術法を用いるだけではご満足いただけることは難しいと思われます。当院では豊富な執刀経験をもとに、切る or 切らない 手術の選択肢だけでなく、様々な手術法のなかで、重症度やまぶたの特徴に応じた最適な方法をご提案することができます。一人でも多くの方にご満足いただけるよう、万全の体制を整えています。

④ 治療に関する負担を極力抑えた眼瞼下垂手術
  ⇒ 以前よりブログで書いている通り、当院では通常の切る治療に加えて、切らない眼瞼下垂手術も数多く行っています。切らない下垂治療ではダウンタイムはとても短く、術直後においても日常生活は変わらずにお過ごしいただけます。切る治療についても、手術所要時間は片眼で約10~15分、両側で20分~30分程度のため、術後の腫れは目立たないことがほとんどです(ブログでお示しした症例写真などを参考にしていただければと思います)。術後の通院回数も負担を抑えるよう、抜糸までをdutyとしておりますが、その後は相談で決定しています。術中および術後の痛みについても麻酔法を含めた細心のケアをおこなっているため、安心して治療を受けて頂くことができます。


 
2021年12月06日 00:17

他院術後修正について

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左:術前 右:術後1週  上段:三角目の修正     中段:凹み目の修正    下段:低矯正の修正

眼瞼下垂手術では”視界が広くなる”、”楽にまぶたが開けられる”、”頭痛や肩こりの改善”といった機能的な面だけでなく、”綺麗な二重や自然なまぶたの形を作る”といった整容的な面も大切な要素といえます。手術を受けられた方に治療結果に対して真に満足して頂くためには機能面と整容面の両立といったハードルを乗り越えることが術者には求められる訳です。(ただし保険診療の原則からは機能的な改善が求められるのみであり、整容面は通常保険の対象とはなりません。保険診療と自由診療の違いについては後日またブログで書きたいと思います。)

当院では他院で眼瞼下垂手術を受けられて、残念ながら”結果に満足出来なかった”といった方を数多く診療しています。その方々の訴えは、実に様々であり、そのような結果を招いてしまった原因についてもお一人お一人で異なります。他院術後の修正手術では、その原因を的確に掴んだ上で、それを修正するための方法(出来れば極力負担が少ない方法)を見い出して実行する必要があります。
以下に、写真の例の簡単な解説を致します。

上段:まぶた治療で有名な眼科医院で手術を受けられた方です。三角目の修正希望で前医での手術から1週間後に当院へ来院されました。三角目は非生理的なまぶた形状のため整容的に非常に不利な状態といえます。前医での挙筋腱膜の固定部位を外したうえで、生じた瘢痕を可及的に解除後、あらためて腱膜の固定をし直しました。皮膚の切除量や皮膚切除の高さについても前医での処置に疑問が残る例でしたが、とりあえず三角目が修正されたことで、安心して頂けました。

中段:他院美容外科で眼瞼下垂手術を受けられた方です。手術を受けてまぶたは術前よりも少し挙がったようでしたが、まぶたの上の凹みが対側よりも深いことが気になっていたそうです。前医でそのことを相談するも”今度は埋没による切らない眼瞼下垂手術をやってみましょう”と言われてしまい不安になって当院へ相談に来られました。眼瞼下垂の程度はわずかであったことから埋没法を勧められたものと推測されますが、埋没法での下垂治療は効果の永続性の観点からは望ましくない治療であると思います。実際、当院で行った修正手術では挙筋腱膜とミュラー筋の両者を前転してはじめて凹み目は解消されました。ご本人からも”想像していた以上にまぶたが軽く楽になりました”とのお声を頂けました。

下段:他院形成外科で手術を受けるも、うまくまぶたが挙がらなかったとのことでご来院されました。その理由などを主治医に聞いてもはっきりとした返事を頂けなかったとのことで不安になり当院へ相談に来られました。当院での修正手術では、前医での挙筋腱膜の前転量が明らかに不足していたことが分かり、左右のバランスを確かめながら前転量を調整しました。修正術後、まぶたの挙上は良好でカーブ形状も綺麗に維持できました。

当院は眼形成を専門としており、眼科診療技術を有しながら、まぶた治療に特化した形成手術を多数行っています。豊富な治療経験を生かして、難易度の高い修正手術も数多く手掛けておりますので、まぶたでお悩みの方は是非一度ご相談ください。

他院術後の修正手術(費用) 片側 290000円 両側 390000円  

 
2021年12月04日 20:56

眼形成診療・手術の見学を希望される医師を受け入れています

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まぶたのトラブルやなみだ目など、眼形成疾患でお悩みの方は数多くいらっしゃいます。一方で、同領域は比較的新しい専門分野であり、眼形成に特化した研修経験を有する医師が大変不足しています。そのため、適切な治療を受けられる機会が国内において少ないのが現状です。
当院では以前より眼形成疾患に対応できる医師を養成する目的で、主に母校からの医師の研修・見学の受け入れをしておりました。
この度、医局の垣根を超えて見学希望の医師を随時受け入れることにしました。当院では眼瞼下垂(小切開法を含めた切る治療 or 切らない結膜アプローチ法)や若年者の逆さまつげ治療、悪性腫瘍の再建手術といった難易度の高いまぶたの専門治療や涙道内視鏡を用いた涙管チューブ挿入、DCRなど多種多様な眼形成関連の手術を行っております。見学や研修希望の医師の方がおられましたら是非ご一報ください。
2021年10月26日 08:55
診療時間
 
AM 手術 - - 手術 -
PM - - 手術 手術 - -
9:00~12:00/14:30~17:30
「●」は9:00~13:00
休診日:火・水・日・祝日
受付開始は診療開始15分前から、受付終了は診療終了15分前まで。
手術枠では診察は行っておりません。ご予約の方優先となりますので、事前にお電話でのご予約をお勧め致します。
03-5761-4406
東京都狛江市和泉本町4-2-13 SANTE SAKAE 102

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