googleなどで”眼瞼下垂手術”と検索してみると、数多くの病院やクリニックのホームページが見つかるかと思います。そこには眼瞼下垂の一般的な説明やそれに対する治療法などが書かれているかと思います。予備知識が少ない方からすると、どこで手術を受けたとしてもそれほど大差ないのでは??、と考えてしまうかも知れません。しかし、実は眼瞼下垂手術の実際は
クリニックごとに大きな違いがあり、それが結果にもつながってくる、といっても過言ではありません。本日は、
当院における眼瞼下垂手術の特徴について書きたいと思います。以下の4点で大きく集約されるかと思いますが、手術をご検討される際の参考になりましたら幸いです。
① 詳細な解剖学の知識に根ざした眼瞼下垂手術
⇒ 良好な手術を行うにあたり、まぶたやその周辺の組織における解剖学の詳細な知識は必要不可欠です。ある特定の術式だけを行う場合には、そこで必要とされる最小限の知識だけでも手術を行うことは可能であり、実際そういったクリニックも多いのではないかと思われます。当院では、まぶた内部の立体的な構造への詳細な理解をはじめ、
まぶたを挙上させる筋肉の解剖学的知識に基づいて手術を行っているため、通常の方法では思ったほど挙がらなかったといった
術中の不測の事態への対処であったり、
他院術後の醜形に対する修正といった難症例に対しても、大抵の場合でより良く対処することが可能です。
② 眼形成に特化した眼瞼下垂手術
⇒ 眼瞼下垂手術は、眼科もしくは形成外科(もしくは美容外科)で行われることが一般的ですが、両者には
手術結果において重要視する点に違いがあります。眼科では通常、視機能に配慮されたまぶたであることが必要条件とされる一方、形成外科ではまぶたの形状の美しさが第一に求められます。良好な結果にはどちらの要素も不可欠といえますが、科の特性上、両立は難しいことはよく経験されます。当院は眼科と形成外科、
両者の知識および技量を兼ね備えた国内でも数少ないクリニックの一つであります。眼形成の豊富な治療経験を有する専門医(
眼形成手術歴10年以上)である院長が手術を手掛け、目に優しく美容的にも配慮された治療をご提供しています。
③ お一人お一人のまぶたの状態に応じたオーダーメイドな眼瞼下垂手術
⇒ まぶたの状態は
各個人で千差万別であり、全ての方に対して画一的な手術法を用いるだけではご満足いただけることは難しいと思われます。当院では豊富な執刀経験をもとに、切る or 切らない 手術の選択肢だけでなく、
様々な手術法のなかで、重症度やまぶたの特徴に応じた最適な方法をご提案することができます。一人でも多くの方にご満足いただけるよう、万全の体制を整えています。
④ 治療に関する負担を極力抑えた眼瞼下垂手術
⇒ 以前よりブログで書いている通り、当院では通常の切る治療に加えて、切らない眼瞼下垂手術も数多く行っています。切らない下垂治療ではダウンタイムはとても短く、
術直後においても日常生活は変わらずにお過ごしいただけます。切る治療についても、手術所要時間は片眼で約10~15分、両側で20分~30分程度のため、術後の腫れは目立たないことがほとんどです(ブログでお示しした症例写真などを参考にしていただければと思います)。術後の通院回数も負担を抑えるよう、
抜糸までをdutyとしておりますが、その後は相談で決定しています。術中および術後の痛みについても
麻酔法を含めた細心のケアをおこなっているため、安心して治療を受けて頂くことができます。
2021年12月06日 00:17