まつだ眼科形成外科|東京都狛江市

眼科一般診療をはじめ、まぶたや涙目に対する高度な治療を行います。

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切らない眼瞼下垂手術のバリエーション

プレゼンテーション128
以前の記事で「切らない眼瞼下垂手術」について書きました。今回、実際にその術式を適応した症例についてご紹介します。
手術内容について改めて簡潔にご説明したいと思います。

切らない眼瞼下垂手術は通常の切る手術に比べて、皮膚に傷跡ができず術後の腫れや皮下出血も目立ちにくい優れたアプローチ法です。しかし、国内の形成外科や美容外科で広く認識されている「切らない眼瞼下垂手術」とは埋没法のことを指しており、当院で行っている方法とは根本的に異なります。埋没法は簡便である一方で、まぶたを挙げる筋肉を直視することが出来ず肝心の矯正効果(まぶたを挙げる)が不足してしまうという欠点があります。そこで埋没法の弱点を補うべく当院では粘膜側を切開し筋に直接アプローチする方法(経結膜挙筋腱膜タッキング法)を独自に開発しました。2016年頃から本術式をやり始め、数多くの症例を経験するうちに、多くの患者さんから喜びの声を頂けるようになりました。本術式を当院だけの技術ではなく国内で広く利用してもらいたいとの思いから、2019年に国内の眼科医学雑誌に術式の詳細を報告しています。その後も海外を中心に、同術式の治療成績など様々な内容を随時発信しています。詳しくお知りになりたい方は当院過去ブログ等をご参照ください。

ここからは経結膜挙筋腱膜タッキング法(以下、本術式)を用いた症例写真(左:術前、右:術後1週間)について解説します。
上段:若年女性、片側(左側)の眼瞼下垂の例です。左の軽度下垂に加えて、重瞼線も消えかかっており、見た目の左右差が目立つ状態でした。左まぶたに本術式を行い、下垂の左右差の改善および二重幅の左右差の改善も得られています。右の自然な二重と同様のナチュラルな二重が再現出来ていることも本術式の大きな利点です。

中段:中年女性、両側の眼瞼下垂の例です。軽度ですが、皮膚弛緩症も伴っていたため、本術式のみを適応すると術後に奥二重(二重幅が短い状態)のようになることが予想されました。そのため、本術式に加えて埋没による二重作成を同時に行っています。この方法は皮膚は切りたくないが二重幅もしっかりと確保したいという方に向いています。当院ではこの両術式の組み合わせ、言わば良いとこ取りの方法を積極的に用いています(笑)。もちろん本術式も当院のオリジナルです。

下段:高齢男性、両側の眼瞼下垂の例です。皮膚弛緩症の合併が中段の方よりも目立っている例になります。この方も組み合わせの術式を行いました。術後、左右差も少なく目元の雰囲気も改善していますが、やや奥二重の状態です。皮膚弛緩が高度の場合には皮膚切除も併施したほうが良いと思われますので、本術式よりも通常の切る術式を選択するほうがより合理的と考えられます。

以上、切らない眼瞼下垂手術の実際についてみて参りました。まぶた治療では目の前の患者さんにとってどの術式が最適であるのか、事前の見極めが何より大切です。例え手術手技に精熟した術者であったとしても、そもそもの術式選択を誤ってしまうと良好な結果を得ることは難しいと思われます。当院では様々な術式を臨機応変に使い分け、どのような場合でも最良の結果が出せるよう努めています。安心してご相談にいらしてください。
2022年09月19日 17:00
診療時間
 
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「●」は9:00~13:00
休診日:水・日・祝日
受付開始は診療開始15分前から、受付終了は診療終了15分前まで。
眼鏡・学校検診は事前にお電話でのご予約が必要となります。
03-5761-4406
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