眉毛下皮膚切除の例
まぶたのたるみによる視界不良のお悩みで来院された方の例です。まぶたのたるみはまぶたの縁が下がる真の眼瞼下垂とは異なり、偽眼瞼下垂と呼ばれます。たるみ治療には様々な手術法があり、代表的術式の一つに眉毛下皮膚切除があります。形成外科や美容外科などで”上眼瞼リフト””眉下切開”などと言われるものと同一の術式です。
写真のようにぶ厚いまぶたの方、外側部を中心にたるみが強い方、眉毛が濃い方、二重を有する方、などが良い適応となります(写真使用を許可して下さり有り難うございます)。
本術式は、分厚い眉下の皮膚切除によってまぶたのたるみを解消させる方法で、デリケートな瞼縁部(二重まぶた)の皮膚をそのまま残せることが最大のメリットです。また、目の上に垂れた厚みのあるまぶたがリフトアップされるため、まぶたの厚みを減らす効果も期待できます。
欠点は眉下のラインに沿ってできる傷跡ですが、適応選択を間違えない、切開デザインの工夫、丁寧な縫合などの対策によって傷跡は極力目立たなくすることが可能です。
繰り返しになりますが、まぶたのたるみに対しては様々な治療法があります。当院では、お一人お一人のまぶたの状態に合わせた最適な方法をご提案させて頂きますので、たるみでお悩みの方は是非一度ご相談ください。
想定される合併症:瘢痕、創部の赤み、再発
費用(保険適応の場合):片側 1割負担 6070円 3割負担 18210円
2021年05月14日 20:48