眼瞼下垂の再手術の例
眼瞼下垂手術を過去に受けたことがある方の再手術例です(写真使用を許可して頂き感謝致します)。この方は”他院で2度、眼瞼下垂手術を受けるも改善が無かった”とのことで当院に相談に来られました。
再手術のプランですが、前回の切開ラインは理想よりもだいぶ高い位置にあり、低い位置に新たな重瞼ラインを設定し直しました。下垂の矯正に加え、前回切開ラインまでの間の皮膚切除も行っています。手術後、”明るく見えるようになり、まぶたの重みも取れて頭痛や肩こりからも解放されました”と大変喜んで頂けました。
頭痛や肩こりが手術後に改善するメカニズムですが、前額部(おでこ)から頭頂部を経由して後頭部まで連続している筋の緊張が治まることによるとされています。眼瞼下垂を発症すると視界を確保するため無意識の眉毛挙上がなされこの状態が続いてしまう(筋の持続的な緊張状態)と、薬物療法でも改善しない頭痛や肩こりを招く結果となります。手術後には眉毛の位置が下がって落ち着いた目元になっていることが術前後の写真からも分かります。
また、眼瞼手術を過去に受けたことがある場合、まぶた内部の構造が変化してしまっており、再手術は一般的に難易度が高いとされています。当然ですが、”切らない眼瞼下垂手術法”は適応になりません。
でも、大丈夫です。当院は皮膚切開による通常の手術方法や他院手術後の修正術なども含め豊富な治療実績があります。お一人お一人のまぶたの状態に応じた最適なプランをご提案できるかと存じます。まぶたでお悩みの方や他院で治療を断られた方など、安心してご相談にいらしてください。
想定される合併症:眼異物感、皮膚のたるみ、再発
費用(保険適応の場合):片側 1割負担 7200円 3割負担 21600円